こんにちは! 行政書士の夏目です。

今回からは相続が開始されると必然的に必要になる戸籍の集め方に関して記載していきたいと思います。

相続が開始されると、相続関係図の作成、遺産分割協議書の作成、金融機関の手続、相続税の申告などをするために相続人を確定する必要があります。
そのために亡くなった方の生まれてから亡くなるまでの戸籍と、相続人の現在の戸籍を収集します。

これがなかなかやっかいな作業なのです。
現在の横書きの戸籍はみなさんも御覧になったことがあるかと思いますが、とても読みやすく書かれていて必要な情報を比較的簡単に探すことが出来ます。
しかし、遡って取得していくと読み解くのが困難な戸籍がでてきます。
手書きで文字が潰れていたり、現在と戸籍の編製の仕方や記載の仕方も異なるため次はどこに遡れば良いのかわからない、ということもあるかと思います。

そこでみなさんがスムーズに戸籍を収集できるように、戸籍の基本的な読み方や、収集の仕方に関して数回に渡りご説明していきたいと思います。
今回は戸籍の基本事項に関して押さえましょう!

【戸籍の基本事項】

①戸籍には人の出生から死亡までの身分関係の履歴のうち、主に婚姻等の親族的な身分関係の変動が記載されています。
②戸籍には以下の事項が記載されいています。
 ⅰ 氏名
 ⅱ 生年月日
 ⅲ 戸籍に入った原因および年月日
 ⅳ 実父母の氏名および続柄
 ⅴ 養親の氏名および続柄(養子の場合)
 ⅵ 夫婦の場合は夫または妻である旨
 ⅶ 従前の戸籍
 ⅷ その他法務省令で定める事項
③戸籍は、市町村の区域内に本籍を定める一の夫婦及びこれと氏を同じくする子ごとに編製されています。
 →昔の戸籍の場合はこの原則があてはまらない場合があるので注意が必要です。1つの戸籍に複数の夫婦が入っている場合があり、広い範囲で親族が記載されていて戸籍も多数枚に及ぶことがあります。

 

基本事項を押さえた上で、次回は戸籍の種類に関して記載いきたいと思います。