こんにちは、税理士の須賀です。

先日ご紹介で、この先の相続に関して漠然とした悩みを抱えている方がいらっしゃるとのことで
その方のご自宅へお伺いする機会がありました。
ひとまず現状の悩みを洗い出したうえで、今後の対策を検討することになりました。
私の立場として、むやみに自分の考えを押し付けるのではなく、
いくつかのパターンを提案することにより、できるだけお客様の方針に沿う形で
対策を進めて行こうと考えております。

 

相続の対策としては、おおまかに下記が挙げられます。

①相続税申告義務が発生するか否かの確認
②相続税が発生した場合、納税資金は確保できるか
③遺産分割の方針

 

①について
今回のお客様の案件でも実際に行いますが、まずは現状でどの程度の財産を
保有しているかを確認するとともに、相続税の試算を行うことが良い方法です。
具体的な対策を講ずる前に、現状把握を行うことが一番大切となります。
申告書を提出すれば特例適用を受けられ、納税が0円になるケースもあります。
いずれにせよ世田谷区在住の方など、路線価が高い地域に自宅を保有されている方は
それだけで申告義務が発生する可能性が高いので、早めに確認するようにしましょう。

 

②について
相続税が発生する方の場合、土地等の不動産を保有している可能性が高く、
相続時の現預金のみでは納税できないケースもあります。
現状での試算額を確認し、不動産を整理して納税資金を確保する手立てが必要です。
早めに生命保険に加入して相続後の資金を作る方法もあります。
保険会社は多種多様で、高齢な方でも比較的柔軟に対応可能な商品もあるので、
色々と検討してみることをお勧めします。

 

③について
当事者間で話し合いの場を持ち、可能であれば円満に引き継げる形で
遺言を作成するのが最適な方法となります。
仮に揉めないケースでも、相続人の中で例えば自宅を引き継ぐ予定が無い場合などは、
下手に遺言で共有等にしてしまうと、後々の揉め事に繋がる可能性もありますので、
今のうちに自宅を売却する、不動産を有効活用する等さまざまな対策を検討する必要があります。

 

相続対策は、当事者間の希望により打てる対策も大幅に変わってきますので、
早めに話し合いの場を持つことが、まず一番良い方法と言えます。
また、信頼できる専門家とも早めに繋がり、こまめに連絡を取り合い疑問点を解消し、
個々が納得できる対策を講ずることも大切と思います。